シソが花粉症に効果:花粉症予防と対策の知恵袋
花粉症に効くシソのご紹介。体内に花粉アレルゲンが侵入してIgEに結合すると、様々な化学伝達物質(ヒスタミン・ロイコトリエン等)が遊離して症状を引き起こす。シソに含まれる強い抗酸化力のルテオリンがヒスタミン・ロイコトリエンの分泌を抑制してくれるのです。
シソが花粉症に効果
花粉症に効くと言われている食べ物がいくつかあります。花粉症の症状を少しでも和らげてくれるのであれば、とりあえず色々と試してみるといいでしょう。
今回は花粉症に効く食べ物として、シソを紹介します。
人間には体内に進入してきた病原細菌・毒素を排除・無毒化するために、5つのタイプの抗体というものを作っています。その中の一つに花粉症で最も重要なIgEという抗体があります。
体内に花粉アレルゲンが侵入してIgEに結合すると、様々な化学伝達物質(ヒスタミン・ロイコトリエン等)が遊離して症状を引き起こすことになります。
シソに含まれる、強い抗酸化力のルテオリンがヒスタミン・ロイコトリエンの
分泌を同時に抑制してくれるのです。
アントシアニン系の色素、ルテオリンというフラボノイド、
シソの芳香成分ぺリラアルデヒド等の成分が含まれています。
また、シソの葉に含まれているポリフェノールの中に、ロズマリン酸というものがあります。このロズマリン酸は、炎症を和らげる作用があると言われており、花粉症で傷んだ細胞などに効果があるとされています。
【シソあらかると】
◆原産地
ヒマラヤ・ミャンマー・中国と言われていますが、東アジアに広く野生化している。
◆日本への渡来
各地の縄文時代の遺跡からシソの実が発見され、約2500年前の土器とともにシソの
実が発見された記録がある。
◆料理への利用
刺身のツマや梅干、そうめん・冷麦と色々な場面に登場するシソですが、
料理に使われているのは、日本だけのようです。
ちなみに、シソに含まれるぺリラアルデヒドが、強い防腐作用がある事から、
刺身のツマや、薬味などに使用されています。
また、梅干の赤色は、紫蘇に含まれる色素が、梅に含まれるクエン酸が
反応したものですね。
◆紫蘇成分
ビタミンB1・B2・B6、ビタミンC・E・Kの各種ビタミン類と、カルシウム、
鉄分、マグネシウム、カリウム、亜鉛などのミネラル類が多い。
◆栄養素
アントシアニン系の色素、ルテオリンというフラボノイド、紫蘇の芳香成分
ぺリラアルデヒドなどの成分。
一時期テレビなどで、花粉症に効くシソジュースなどが話題になったことがありますが、食べ物による花粉症対策は食べ物が体に吸収されて、効果を発揮するまでに時間がかかるため、なかなか長続きしないようです。
花粉症の症状が緩和するのであれば、ちょっと根気を出して続けたいところですね。
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