顔よりも年齢が出やすいのは手!ハンドケアのポイント

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紫外線や水仕事、アルコール消毒など、日々ダメージにさらされているのに、お顔のケアに比べるとお手入れを怠りがちなのが手肌ケア。

しかも、意外と目につきやすいうえに年齢サインもあらわれやすい部分でもあります。

身体の中で一番色々なものに触れるところだけに、丁寧なお手入れが必要なのは分かっているものの、つい顔に比べて後回しにしてまいますよね。

そこで、将来の美しさまでを視野に入れて、毎日続けられるハンドケアの話題です。

仕事や家事で忙しいと、手のケアをするのは大変。でも、手は人目にもつきやすいし、年齢サインが現れやすい部位です。

しっかりお手入れをすることで、若々しい印象を与えることができますよ。

シミや血管が浮きでて年齢が出やすいパーツ

年齢を重ねるごとに気になる顔のシワ。他にもシミ、くすみなど、しっかりお手入れしていてもなんだか増えている。ってことありますよね。

これは老けて見える要因にもなります。

しかし、実は顔よりも年齢が出やすいと言われているのが「手」。ほぼすっぴんの状態で、毎日紫外線を浴びたり、毎日の水仕事などで酷使したりしているため、年齢が出やすいのです。

また、年齢とともに血管が浮き出てくるのが気になるという人もいると思います。この症状は「ハンドベイ」と呼ばれるもので、手の甲や腕の血管が浮き出て、視覚的に目立つ状態のことをいいます。

原因は、加齢による皮膚の老化(肌が薄くなる)や紫外線の影響、血管の老化、遺伝などが考えられます。

あまりにも症状がひどい場合は、病院での治療をおすすめしますが、そうならないためにも手のケアが大切になります。

手の老化の原因とは?

お顔のケアはしっかりしていても、意外と忘れがちなのが手のケア。ゆえに、手は顔よりも年齢が出やすいと言われています。

身体のパーツ的にも、手洗い、掃除、洗濯、炊事、と、水に触れる回数が多いですよね。

手が濡れていると、水分が蒸発するときにうるおいも一緒に奪ってしまうため、手が乾燥して荒れやすくなります。

手の老化の主な原因としては、顔の老化と同様に、内的要因と外的要因の2つに分けられます。

内的要因(加齢による自然な変化)

<コラーゲンとエラスチンの減少>
これらのタンパク質は、肌のハリと弾力を保つ役割を果たしていますが、加齢とともに生成量が減少し、質も低下します。これにより、手の皮膚が薄くなり、シワやたるみが生じやすくなります。

<皮下脂肪の減少>
手の甲の皮下脂肪も加齢とともに減少するため、血管や腱が目立ちやすくなり、ゴツゴツとした印象になります。

<骨密度の低下>
手の骨密度も低下することがあり、皮膚を支える土台が弱くなることで、シワやたるみを助長する可能性があります。

<細胞の再生能力の低下>
皮膚の細胞の再生能力も加齢とともに遅くなるため、ダメージからの回復が遅れ、老化のサインが現れやすくなります。

<ホルモンバランスの変化<
特に女性の場合、更年期以降のホルモンバランスの変化が、皮膚の水分量や弾力性の低下に影響を与えることがあります。

外的要因(環境や生活習慣による影響)

<紫外線(光老化)>
最も大きな原因の一つです。長年にわたる紫外線への暴露は、コラーゲンやエラスチンを破壊し、シミ、シワ、たるみ、皮膚の乾燥、血管の浮き上がりなどを引き起こします。手の甲は常に紫外線を浴びやすい部位であるため、影響を受けやすいです。

<乾燥>
手は頻繁に洗ったり、アルコール消毒をしたりするため、乾燥しやすい状態にあります。乾燥は、皮膚のバリア機能を低下させ、シワや肌荒れの原因となります。

<摩擦や刺激>
日常生活での様々な作業(洗い物、掃除、ガーデニングなど)による摩擦や刺激も、手の皮膚に負担をかけ、老化を促進する可能性があります。

<喫煙>
喫煙は、血管を収縮させ、皮膚への血流を悪くするため、肌のターンオーバーを妨げ、老化を早めます。

<栄養不足>
バランスの悪い食事は、健康な皮膚を維持するために必要な栄養素が不足し、老化を促進する可能性があります。

<睡眠不足>
睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を妨げ、皮膚の修復を遅らせるため、老化につながります。

<ストレス>
慢性的なストレスは、ホルモンバランスを崩し、皮膚のターンオーバーを乱すため、老化を促進する可能性があります。

<エアコンなどの空調>
長時間エアコンの効いた室内にいると、空気が乾燥し、手の水分が奪われやすくなります。

これらの内的要因と外的要因が複合的に作用して、手の老化は進行していきます。

しかし、紫外線対策や保湿ケア、生活習慣の改善などによって、その進行を遅らせることはできますね。

ハンドケアのポイント

日々の生活の中でのちょっとした工夫が、手への負担を減らします。

食器洗いなど水仕事をする際は、ゴム手袋やビニール手袋を着用し、洗剤や水から手を保護しましょう。

手も顔と同じように紫外線の影響を受けやすいです。日差しが強い日は、ハンドクリームにUVカット効果があるものを選んだり、手袋をしたりするのもいいですね。

冬場など乾燥しやすい季節は、加湿器を使うなど、美しい手を保つためのポイントをいくつかご紹介します。

毎日の保湿が重要

<こまめなハンドクリームの使用>
手を洗うたび、乾燥を感じたとき、寝る前など、こまめにハンドクリームを塗りましょう。

<手のひらだけでなく、手の甲、指先、爪周りまで>
全体にしっかりと塗り込むことが大切です。特に乾燥しやすい指先や爪周りは念入りに。

<マッサージしながら塗る>
ハンドクリームを塗る際に、軽くマッサージをすると血行促進にもつながります。

摩擦や刺激から守る

<水仕事の際は手袋を着用>
食器洗いなど、洗剤を使う水仕事の際は、ゴム手袋やビニール手袋を着用して、洗剤や水から手を保護しましょう。

<手洗いの際は優しい洗浄料を>
殺菌力の強いものや、洗浄力の高すぎる石鹸は手の乾燥を招きやすいです。刺激の少ないハンドソープを選びましょう。

<お湯の温度に注意>
熱すぎるお湯での手洗いは乾燥の原因になります。ぬるま湯で洗いましょう。

スペシャルケアも取り入れる

<ハンドパック>
週に1~2回、ハンドクリームをたっぷり塗って手袋をしたり、市販のハンドパックを使用したりすると、より効果的な保湿ができます。

<ピーリング>
古い角質が気になる場合は、顔用のピーリングジェルやスクラブを手に使うこともできますが、刺激が強い場合があるので、手肌専用のものがおすすめです。頻繁に行う必要はありません。

<ネイルオイル・キューティクルオイル>
爪や爪周りの乾燥も手荒れの原因になります。ネイルオイルやキューティクルオイルで保湿しましょう。

紫外線対策

<日中のハンドクリームにもUVカット効果のあるものを>
手の甲は年齢が出やすい部分でもあります。日中の外出時には、UVカット効果のあるハンドクリームを使うか、日焼け止めを塗りましょう。

内側からのケア

<バランスの取れた食事>
健康な肌は内側からの栄養も大切です。ビタミンやミネラルをバランス良く摂りましょう。

以上のポイントを参考に、日々のハンドケアを習慣にしてみてくださいね。