手の老化改善!手の若返りのために避けたいNG行動とは?

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仕事柄お客様の手・指には気を使います。家のことや仕事などで手荒れや老化が目立つ方も多いですからね。

そんな時は、指一本一本を簡単マッサージするだけでもむくみが取れてスッキリするんですよ。

今回は、そんな手の老化の話題になります。

毎日酷使され、紫外線や水仕事、洗剤などの刺激を受けるにもかかわらず顔ほどにはケアされていない「手指」にこそ丁寧なケアが必要なのです。

手元までしっかりとお手入れを行い、美しい手肌を目指したいですね!!

手の老化の主な理由

手は人目に付きやすく、年齢が出やすい部分。手は顔よりも老化が早いといわれています。

しかし、手元は顔と同じように年齢の変化が目立つ部分ですよね。

手は毎日水仕事をしたり、手を洗ったり、一年中紫外線に晒されたり、ダメージを受けやすい状況にあるものの、顔ほどは丁寧にケアがされていないことが少なくありません。

そのため、ハリやツヤを保つためにもしっかりケアをすることが大切です。

手の老化の主な原因は、顔の老化と同様に、内的要因と外的要因の2つに分けられます。

内的要因(加齢による自然な変化)

<コラーゲンとエラスチンの減少>
これらのタンパク質は、肌のハリと弾力を保つ役割を果たしていますが、加齢とともに生成量が減少し、質も低下します。
これにより、手の皮膚が薄くなり、シワやたるみが生じやすくなります。

<皮下脂肪の減少>
手の甲の皮下脂肪も加齢とともに減少するため、血管や腱が目立ちやすくなり、ゴツゴツとした印象になります。

<骨密度の低下>
手の骨密度も低下することがあり、皮膚を支える土台が弱くなることで、シワやたるみを助長する可能性があります。

<細胞の再生能力の低下>
皮膚の細胞の再生能力も加齢とともに遅くなるため、ダメージからの回復が遅れ、老化のサインが現れやすくなります。

<ホルモンバランスの変化>
特に女性の場合、更年期以降のホルモンバランスの変化が、皮膚の水分量や弾力性の低下に影響を与えることがあります。

外的要因(環境や生活習慣による影響)

<紫外線(光老化)>
最も大きな原因の一つです。長年にわたる紫外線への暴露は、コラーゲンやエラスチンを破壊し、シミ、シワ、たるみ、皮膚の乾燥、血管の浮き上がりなどを引き起こします。
手の甲は常に紫外線を浴びやすい部位であるため、影響を受けやすいです。

<乾燥>
手は頻繁に洗ったり、アルコール消毒をしたりするため、乾燥しやすい状態にあります。
乾燥は、皮膚のバリア機能を低下させ、シワや肌荒れの原因となります。

<摩擦や刺激>
日常生活での様々な作業(洗い物、掃除、ガーデニングなど)による摩擦や刺激も、手の皮膚に負担をかけ、老化を促進する可能性があります。

<喫煙>
喫煙は、血管を収縮させ、皮膚への血流を悪くするため、肌のターンオーバーを妨げ、老化を早めます。

<栄養不足>
バランスの悪い食事は、健康な皮膚を維持するために必要な栄養素が不足し、老化を促進する可能性があります。

<睡眠不足>
睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を妨げ、皮膚の修復を遅らせるため、老化につながります。

<ストレス>
慢性的なストレスは、ホルモンバランスを崩し、皮膚のターンオーバーを乱すため、老化を促進する可能性があります。

<エアコンなどの空調>
長時間エアコンの効いた室内にいると、空気が乾燥し、手の水分が奪われやすくなります。

これらの内的要因と外的要因が複合的に作用して、手の老化は進行していきます。しかし、紫外線対策や保湿ケア、生活習慣の改善などによって、その進行を遅らせることは可能です。

手の老化の改善にオススメ方法

顔のスキンケアは毎日行っていても、手のケアは気付いたときにしか行っていない。という方、いませんか?

ここでは、手のケアや老化を改善するために気をつけたいことを4つご紹介します。

どれも簡単なものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

①食器洗いなどの水仕事をする際はゴム手袋を活用する

水や薬品に直接触れずに水仕事ができるため、乾燥や皮膚へのダメージを防ぐことができます。

複数のゴム手袋を用途に合わせて使い分けると便利なので、いくつか用意しておくと良いでしょう。

②ハンドクリームなどで手をケアする

手を洗う、水仕事を行うなど、日常で水に触れることが多い手はどうしても乾燥しがち。ハンドクリームなどの保湿アイテムでケアし、小まめに乾燥を予防することを習慣づけましょう。

乾燥予防を行うことで、うるおいのある健康的な肌を保ちやすくなりますよ。

乾燥だけでなくゴワつきが気になる場合は、角質ケアを行うこともとても大切です。
保湿成分が配合されているハンドソープなどで手を洗ったあと、ハンドクリームをたっぷり塗って肌に浸透させると、ハンド美容に効果的です。

良い香りのハンドクリームも人気ですが、香料が手荒れの原因になる場合もあるので要注意!
肌が敏感な方は無香料のものや、医薬部外品の表示が入った敏感肌用のアイテムを選ぶと安心です。

③紫外線対策をする

顔や腕、足などに日焼け止めを塗っている方も、手の甲までしっかり塗っているという方は少ないかもしれません。

外出前には日焼け止めを塗ることを心がけると良いでしょう。

室内でも、紫外線は窓から入ってきてしまうため、気になる場合は日焼け止めをこまめに塗るようにすると安心です。

車を運転する際などは、紫外線対策用のグローブの活用も効果的ですね。

日焼け止めだと乾燥が不安という方は、UV効果のあるハンドクリームを使用すると紫外線対策と乾燥予防を一度で済ませることができるのでおすすめです。

④ハンドマッサージをする

血行不良は、肌のターンオーバーを見出し乾燥の原因になります。

手の乾燥が気になる方は、血行不良を改善するために、毎日のスキンケのアルーティーンに、ハンドマッサージを組み込んでみると良いでしょう。

体もマッサージやストレッチを行うと血流が良くなるように、手もマッサージを行うことで血流が良くなるため、肌のターンオーバーが促され、乾燥予防に繋がります。

マッサージするときはクリームやオイルで滑りを良くし、余分な刺激を与えないように心がけましょう。

爪や爪の周辺をもむだけでも手指を温めやすいため、気軽に取り入れたい方は、まずは指先からはじめてみると良いかもしれません。

手の老化を改善するために避けたいNG行動

手のシワや老化は、加齢だけでなく、日常生活の積み重ねによる影響も大きいです。

以下のような行動は、手のシワの悪化につながるため注意しましょう!

●刺激の強い洗剤や薬品に素手で触る
●手をタオルで拭かずに自然乾燥させる

バリア機能の低下した肌は、デリケートな状態です。

刺激の強い洗剤や薬品に素手で触ってしまうと、手のシワだけでなく手荒れにつながってしまう可能性もあります。

また、手を洗った後などに、タオルで拭かずに自然乾燥させてしまうのもNGです。自然乾燥させると、手の水分まで一緒に蒸発してしまい、乾燥しやすくなります。

手を洗ったらすぐに清潔なタオルやハンカチで水気を拭き取って、ハンドクリームやネイルオイルといったハンドケアアイテムを使って、保湿や乾燥予防をしましょう。

手の老化は加齢だけでなく、日常の行動の積み重ねも原因の一つになります。毎日なにげなく行っている行動が、肌に負担をかけてしまっている場合も多々あります。

ここでは、手の老化につながるNG行動を3つご紹介します。

①過度に手を洗う

過度な手洗いを行うと、うるおいを保つために必要な皮脂まで洗い流されてしまうため、角質層の水分が蒸発し、乾燥を進行させる原因になります。

それだけでなく、手洗い後に行うことが多いアルコール消毒にも注意が必要です。

アルコールが蒸発するときに手の水分も一緒に奪ってしまい、肌の乾燥につながりやすいため、合わせて乾燥予防を行うことも習慣づけましょう!

②刺激が強い薬品に直接触れる

空気の乾燥のほかに、外部刺激によって乾燥を引き起こしている場合もあります。特に水分と油分のバランスが崩れてバリア機能が低下している肌は、外部刺激に弱いため注意が必要です。

食器洗いや、服を手で洗う機会が多い方は、洗う際に使う洗剤や薬品が刺激となり、乾燥を引き起こしている可能性があります。

水仕事は皮脂や角質を過剰に落としてしまうため、手荒れのリスクを高めてしまうため、仕事が済んだら手のケアを行いましょう!

③自然乾燥させる

手を洗った後などに自然乾燥させると、手指の水分が一緒に蒸発してしまい、乾燥を引き起こしやすくなります。

手を洗った後は時間をおかずに、ハンカチやタオルでしっかりと水気を拭きとり、ハンドクリームやネイルオイルなどで乾燥予防を行いましょう!

乾燥予防で美しい手を手に入れよう!

手のしわやシミは、年齢を重ねたサインです。見た目に老けた印象を与えてしまうため、特に女性は顔のケアと同じくらい気をつけたいポイントになります。

健やかな肌にうるおいや弾力が大切なように、手の甲や手のひらもパーツケアをしっかりと行い、肌の内側から乾燥予防を行うことが美しい手を手に入れる近道です。

しかし、美容成分が配合されたものや、セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたものなど、ハンドクリームの種類もさまざまですよね。

選び方のコツは、その時の自分の悩みを改善してくれるものを選ぶことです。

手の甲のシミが気になる方は美白有効成分が入った美白ケアもできるもの、ハリのなさが気になる方はビタミンC誘導体が配合されたものを選ぶとビタミンCがコラーゲンやエラスチンの生成を促進し、効果が期待できるのでオススメです。

手荒れが深刻な方は、手湿疹などの病気が隠れている可能性があります。セルフケアを続けてもあまり効果が感じられない場合は、病院の皮膚科等で診察してもらいましぃう。

薬の塗り方など、正しい治療法に沿ってケアを行うことで、症状の改善も早くなります。手のマッサージは自分ですることはもちろん、ネイルサロンなどで施術を受けることもオススメです。

うるおいのある手は若々しいイメージを与えてくれるため、見た目の印象や若返り効果にも期待できますね。