失われることのない希望〜こころの栄養学〜

 

失われることのない希望

 メンタルヘルス雑学トップ > こころの栄養学 > 失われることのない希望
メンタルヘルス雑学

         
  【こころの栄養学】-失われることのない希望

けっして失われることのないものが本来の希望なのである。
三木 清

「失われることのないものが本来の希望」と著書「人生論ノート」にはあります。
三木氏は、 ああしたい、こうなってほしい、などというのは「本来の希望」、
すなわち「正しい意味での希望」ではないと言い切っています。
それは単なる「期待」でしかないと・・・。

つまり「失われる希望というものは希望でなく、ただの期待という如きもの。」
と言っているのです。
だから、簡単に手に入れることもできる代わりに、あっさりと失われてしまう。

しかし「本来の希望」は、けっして失われるものではない。なぜでしょう?
それは私たちの「生きる」という目的に深く関わっているものであり、
一個人の将来から、家庭、職場、いや社会の未来までを大きく左右する「前進力」に
他ならないものだからです。
それだけ大きく確固たるものが、「希望」というものなのである。こう言いたげな言葉ですね。

あなたの希望は、けっして失われることがあってはいけないのです。
強く生きましょう!


三木 清 1897〜1945
京都学派を代表する、兵庫県出身の哲学者・評論家。
マルクス主義哲学から西田哲学に接近。
治安維持法違反で投獄され終戦直後獄死。
著書に「人生論ノート」「唯物史観と現代の意識」など。


 
Copyrightc 2006 メンタルヘルス雑学 All rights reserved.