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そんなに歳でもないのに「最近物忘れがひどくなった。」、「人の名前が出てこない。」なんてことありませんか?
一般的には、20歳を過ぎると脳の神経細胞は1日に10万個死滅するといわれています。
しかし、脳の老化には大きな個人差があり、みんなが同様に年齢とともに脳が衰えてくるわけではありません。その証拠に70歳や80歳になってもバイタリティに溢れハツラツと日々を送っている方もいれば、若くても覇気がなく脳老化が進んでしまっている方も・・・。
実は、成人でも脳は全体のうちわずか3%しか使われていないそうです。しかも、その3%もほとんどが左脳の働きとか。左脳は、言語で理解し、認識し、論理的に分析し、判断をする脳で、じっくり計算し、じっくり記憶します。また、記憶容量が小さいため、短期で記憶する一方、どんどん忘れてしまいます。
それに対して右脳は、イメージで瞬間的に記憶認識し、記憶も計算も大量かつ高速で行っていきます。要するに、写真を撮るようにイメージで記憶してしまうわけです。見るもの聴くもの体験することなど、印象が鮮やかで強烈であればあるほど右脳はイメージメモリーとして長く潜在意識内に保存していきます。
そして、必要な時にサッと記憶をよみがえらせたりして、ひらめきや直感力を引き出す役割をは果たすのです。
脳の中では数千億個のニューロン(神経細胞)がつながっていて、脳の中の記憶を呼び出すには、神経細胞と神経細胞の間を信号が伝わらなければならないのですが、そのために必要なのが、ドーパミンやノルエピネフリン、セロトニン、アセチルコリンなどの神経伝達物質です。
神経伝達物質が作られるためには、様々なビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養素を必要とします。
ビタミンB6は、大脳の刺激伝達物質の生成や神経の刺激伝達のアミノ酸の生成に関わるために、物忘れなどを改善するためには効果的のようです。
その他にも、
・アセチルコリンを作る働きのある、ホスファチジルセリンやDMAE(ディメチルアミノエタノール)。
・脳の毛細血管の血流をよくする、イチョウ葉エキス。
などもお奨めです。また、イワシ、サンマ、マグロなどの魚に多く含まれている DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、人の脳や神経組織に多く存在し、情報伝達や記憶の保持といった機能の維持に影響を与えていると考えられ、頭を良くする成分として話題になっています。
<脳をリフレッシュ!>
海外では多くの会社や研究所で、コーヒーブレイクやティーブレイクを取り入ているそうです。10時と3時に、10〜15分ぐらい、みんなで集まってコーヒーや紅茶を飲み、ドーナツやクッキーなどの甘いお菓子をつまんで気分をリフレッシュしているのです。
お茶の10時と3時といえば、日本での習慣が専売特許という感じで馴染み深いように思われますが、一般企業では当てはまらないのかも知れませんね。脳をリフレッシュする上でもコーヒーブレイクは必要な時間ということです。
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