ロリータ・コンプレックス〜こころの心理学〜

 

ロリータ・コンプレックス

 メンタルヘルス雑学トップ > こころの心理学 > 誰でもコンプレックス > ロリータ・コンプレックス
メンタルヘルス雑学

誰にでもコンプレックスはある。この「コンプレックス」とは、ユングの言葉です。何らかの感情と結びついている、無意識の中の心的内容の集まりで、人間の態度や行動、感情などに強い影響力を持ちます。
このコンプレックスや幼児期のショッキングな体験や抑圧によって、心理的バランスが崩れ、いつしかトラウマ(心的外傷)になっていくのです。
  【こころの心理学】-ロリータ・コンプレックス

ロリータ・コンプレックス

幼女・少女に対する男性(主に成人)の性的または恋愛的関心・性嗜好をいいます。
社会一般では多くの場合、正常ではない性嗜好とみなされています。

ロシア人の作家ウラジミール・ナボコフの小説 『ロリータ』にちなんで、中高年の男性が少女に対して抱く性愛の抑圧されたものを「ロリータ・コンプレックス」と呼んでいます。最近は、中高年だけでなく、若者が自分よりはるか年下の女の子に寄せる性愛も含めています。
若者のロリコンは、自分が大人になることを拒否したり、成人した女性に対する気後れや恐れが原因となっています。
中高年の場合は、まず退行現象(いわゆる幼児返り)が考えられます。次に自分の性的な能力や魅カの減退への不安から、「幼女なら安心してつき合える」というケースです。しかし、本当のところは、自分が失っていく若さを、性的対象である幼女や少女から分けてもらいたいという無意識の願望に根差していると考えられています。

 
Copyrightc 2006 メンタルヘルス雑学 All rights reserved.