荷おろし症候群〜こころの心理学〜

 

荷おろし症候群

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その時代や社会的背景による心理的要因が引き金となる場合が多い症候群。そして、時代が移ると新しい症候群が生まれるという傾向が見られます。
  【こころの心理学】-荷おろし症候群

荷おろし症候群

長年の夢がかなったり目標を達成して、肩の荷を降ろしたとたん、これまで溜め込んでいたストレスがどっとでてしまい、無気力状態やうつ状態に落ちいってしまうことをいいます。

例えば、節約に節約をかさねてやっと念願のマイホームを手に入れた。
脇目も降らずに仕事に励んで、ようやく昇進にこぎつけた。大きな仕事をやり遂げた。
普通ならば喜ばしい出来事ですが、それがきっかけで、うつ病などの心の病気に陥ってしまうことがよくあります。

長年、仕事や家事・育児などに追われて、ふっと気がついた時、子供達は就職や結婚して独立。持ち家もあって、精神的にも安定し、何も言うことがないほどうらやましい状態でも、なぜか心の中が空虚で、生きていく目的を失うことは良くあることです。
毎日の雑務に追われている時は、暇になったらあれもこれもやってみたいと思っていても、いざその時が来ると、何か空しくなり、興味も気力も失せてしまう。こうした現象も「荷おろし症候群」と呼んでいます。

 
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