空の巣症候群〜こころの心理学〜

 

空の巣症候群

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その時代や社会的背景による心理的要因が引き金となる場合が多い症候群。そして、時代が移ると新しい症候群が生まれるという傾向が見られます。
  【こころの心理学】-空の巣症候群

空の巣症候群

現代の女性には、主婦だけに甘んじず、再就職したり、カルチャースクールで教養を磨いたり、ボランティアに励んだりと大忙しの方が増えています。しかし、その一方で、家庭の中で子育だけに専念している主婦の中には、子どもだけに自分の生き甲斐を過剰に託してしまう場合があります。

そうした母親は子どもが巣立つと同時に生き甲斐を見失い、空虚感にとらわれて、心の安定を失ってしまうことがあります。こどもが自立した後に生き甲斐を失う。空虚感、無力感、不安感などにとらわれ、ひどくなると神経症やうつ症などの症状が現れることもあります。

子どもの進学や就職、結婚などによって、家にとり残された中年夫婦に一時的に現われることを、空の巣症候群といいます。
中高年の女性を襲う、うつ病のきっかけにもなっています。

 
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