内因性の精神障害〜こころの病気〜

 

内因性の精神障害

 メンタルヘルス雑学トップ > こころの病気 > 心の病気の分類 > 内因性の精神障害
メンタルヘルス雑学

こころの病気には解らないことが多く、未解明な部分が大勢を占めていましたが、
近年、脳科学の研究が進歩し、少しずつ脳と心の関係が解明されるようになりました。       
  【こころの病気】-内因性の精神障害

内因性の精神障害

内因性の病気は、主に病気の原因が「内なる原因」である素因、つまりその人の素質的なものが主な原因である病気のことを「内因性精神疾患」と呼びます。素質というのは遺伝子によって決まる部分が多いといわれています。

最近は脳内の伝達物質や化学物質など、機能的な異常が背景にあることが少しずつ解明され、
原因については、十分明らかにはなっていませんが、神経伝達物質の働きの異常が考えられます。

躁うつ病の症状は、脳内のセロトニンやノルアドレナリンなど、モノアミンと呼ばれる神経伝達物質の
働きに異常が生じて起こると考えられています。
統合失調症の幻覚や妄想は、主に脳内のドーパミンに関連した障害であると考えられています。

また、内因性精神疾患では、もともとこのような素因を持つ人が、たまたま何かちょっとした
出来事がきっかけとなって発病するケースが多いと考えられています。
しかし、中にはきっかけとなる外部の事柄もまったくなくて自然に発病するケースもあります。

これら内因性精神病疾患の本質は今なお解明されていない部分が多いのです。

 
Copyrightc 2006 メンタルヘルス雑学 All rights reserved.