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身体の病気の治療には、「早期発見・早期治療が大切」とよくいわれますが、
これは、心の病気にもあてはまります。早い段階での相談、治療が回復を早くします。
何となくでも、おやっと思うことがあった時や心配なことができた時には、一人で悩まずに、専門の相談機関や医療機関などに相談してみることが大切です。
精神疾患では、
外来通院治療を受けている人は約170万人(平成11年厚生労働省患者調査からの推計)。
精神疾患の入院患者数は平成14年6月末日で33万0050人(厚生労働省精神保健福祉課調)。
これらを合わせると、何と約204万人となり、国民の約60人に1人の方が何らかの精神疾患のために治療を受けていることになるそうです。
このように、心の病気は、決して珍しい病気ではなく、現代社会では誰もがなる可能性がある病気といえます。また、適切な治療でよくなるのは身体の病気と同じです。
このため、心の病気の早期発見、早期治療の重要性はいっそう高まってきているのです。
こんな症状には要注意!
しらけ 身の回りのことに無関心・無気力になっている。
睡眠 なかなか眠れない、朝早く目覚めてしまうなど睡眠状態が悪い。
間違い・もの忘れ 不注意なミスを繰り返したり、もの忘れが多い。
飲酒 お酒の量や回数が以前より大幅に増えた。
不満・ひがみ 何でも他人のせいにしたり、勝手に悪いほうに解釈する。
むらっ気 感情がすぐ変わり、自分勝手な行動をとる。
不安・恐怖 いろいろな不安や、特定のものごとへの恐れ。
孤立、自分の部屋に閉じこもったり、人との接触を避ける。
憂うつ、気がふさぎ、おっくうだ。
心療内科・精神科にかかるということは、非常に勇気がいること。とお考えの方も多いかと思います。
確かに一昔前までは暗いイメージがありました。また家族が精神科にかかったともなると、世間体を非常に気にする時代もありました。しかし、最近では心の病院のイメージもずいぶん変わってきたようです。
特に日常生活に支障をきたしている場合は、専門機関に相談することをお勧めします。
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