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こころの風邪と題して、
精神神経科は大きな変動期を迎えている。というお話。
国の方針によって変わらざるを得ない点が大きいのに加えて、
患者のニーズに応えた変化もでてきているそうです。
現在、日本の精神神経科病床は全国で約33万床。
ところが、国の方針で約7万5000床が減少してしまうそうだ。
病院は機能分化を進めていて、200床以下の小さな病院は
その機能分化が極めて難しいので、どんどん閉鎖に追いこまれ
クリニックへと変わっているのが現状のようです。
機能分化は精神神経科の病院のみならず、すべての病院で進んでいるそうで
精神神経科の場合も
・急性期医療を行う病院
・痴ほうを担う病院
・在宅介護に主力を置く病院
などさまざまとか。
ところが、最も多い「うつ病」「軽症うつ病」の患者さんを
入院させて治療する病院が極端に少ないので
うつ病、軽症うつ病は外来で診るという形で進んでいるのです。
精神神経科の病院が減少する一方で、心のクリニックが急増しています。
東京都では心の病気を診るクリニックがこの2年間で約150%も増えているそうです。
そして、そのクリニックの多くが類似性を持っています。
・駅から5分以内と便利
・雑居ビルの中に入っている
・ビルの1階ではなく2階以上
という点。交通が便利で、さらに雑居ビルの2階以上であれば、クリニックに入った
のかどこへ入ったか分かりません。それがうつ病や軽症うつ病の方々にはいいようなのです。
実際、それがクリニックに足を運ぶ患者さんが増えた原因にもなっているようです。
目立つ場所では入りにくい・・・。心理としては理解できますね。
つまり、患者さんにとって心のクリニックは随分と敷居が低くなってきたのです。
そして、うつ病、軽症うつ病で悩んでいる人々が増えているからクリニックが増加する。
この「心の風邪」といわれる病気にかかり、治療を必要とする人は全体の約8%に達する
という報告もあるほどです。
それほど多いのは、現代社会が「心の風邪」のウィルスをばらまいているからだ、
と多くの専門医が指摘しているのです。
整体院をオープンして4年になりますが、私のお店でも心療内科などと併用して通ってくる
お客様は結構いらっしゃいます。
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