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まだままだ「心の病気」は正しい理解を得られていないのが現状かと思います。誤った偏見を持ったり、「病気ではなく単なる気持ちの持ちようだ!」というようなことで解決しようとする人も少なくありません。 新たな心の病気が増えつつある「心の時代」だからこそ、心の病気に対し多くの人々が正しい理解を持ち適切に対応することが必要不可欠なことだと思います。 |
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全般性不安障害
漠然とした不安感に苦しみ次々と新しい不安が思い浮かんでくる。
一番の特徴である過剰な不安、それにくわえて落ち着きがなくなったり、
疲れやすい、集中できない、眠れない、肩こりなどが起こる。
概要
慢性的に不安な気分、身体的な不安症状があるものを全般性不安障害といいます。何が不安なのか、はっきりした対象や原因もなく、漠然とした不安感にさいなまれます。身の回りのいろいろなことが気になり、次々と不安材料が出できたりします。
また「将来事故や犯罪に遭遇し、不幸になるかも知れない」などと根拠もないことに大きな不安を感じ、ふらつきや動悸、呼吸困難といった身体症状が伴うこともあります。
内科などで心電図などの詳しい検査を受けても異常はなく、原因がはっきりわかっていません。
ストレスの蓄積から、いつの間にか発症しているケースもあります。
どんな症状
-精神症状-
慢性的な不安、他人から見たら全く問題ないと思われるような不安を過剰に感じている。
いろいろなことに対する、ありもしない不安や悲観的な予測が漠然と続き、
なんとなく落ち着かずソワソワしたり、イライラしたりします。
-身体症状-
自律神経が不安定になり呼吸が苦しい感じや、動俸、頻脈、口渇、冷や汗、めまいや震えなどの症状が続きます。こうした症状が毎日続くため、1人になるのが怖くて、常に家族と一緒にいようとしたり、仕事も手につかなくなるなど、生活面にも支障が現れます。
対策は
漠然とした不安感と一緒に、身体症状が現れることが多くあり、内科を受診することも多いようですが、
症状は比較的軽いものの回復に時間がかかるのが特徴です。
理由のない不安が続くようなら、早めに専門医を受診することをお勧めします。
ポイントは
できるだけ気持ちをなごませる工夫をすることが大切です。本人が自分の性格や症状に対して客観的な洞察ができるよになると、次第に快方に向かっていきます。
周囲の人はできるだけ楽しい話をしたり、好きな音楽を聴いたり、趣味を一緒にするなどして上手に対処してあげましょう。
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