腹式呼吸法〜こころの病気〜

 

腹式呼吸法

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日々複雑に変動する現代社会では、知らず知らずのうちに肉体的にも精神的にも疲労し緊張の連続です。ですから、1日の生活の中にリラックスできる時間を確保して実行していくことが、とっても大切になってきます。ここでは自宅で簡単に取り組めるリラックス法を紹介しています。
       
  【こころの病気】-腹式呼吸法

腹式呼吸法

心の状態は呼吸とも密接に関わっていて心身が緊張状態にあると呼吸は浅く短くなります。
この原理を利用して深くゆったりした呼吸を繰り返すと全身の緊張がほぐれてリラックス状態へと傾くのです。
私たちは、ふだん胸のあたりで浅い呼吸をくり返しています(胸式呼吸)。しかし、心の病気に本当に役立つのは腹式呼吸といわれています。腹式呼吸は、中国の気功師、スポーツ選手、音楽家などが行うことからもわかるように、リラックスするための基本的な方法です。
また、腹式呼吸は、恐怖症などで心臓がドキする、パニック障害で二酸化炭素が過排出され、けいれんなどが起きる(過喚気症候群)など、発作のときにも役に立ちます。
ぜひ覚えておいて、発作が起きたときは、焦らず実行してみてください。

また、ふだんの腹式呼吸では、目を閉じて心地よい情景を思い浮かべる「イメージ法」を組み合わせると、さらにリラックスがはかれます。

腹式呼吸はいつでもどこでも簡単にできます。
以下の手順で、1日、2〜3回でも、時間のあるときにやってみましょう。

 1.座りやすいイスに腰かけ、楽な姿勢をとる。胸とお腹のあたりを見て普通に呼吸する。
  胸が上下に動くはすです。
  そしてお腹が膨れるように鼻から大きく空気を吸い込みます。お腹が膨れる様子を見ておき、
  胸式呼吸と腹式呼吸の違いをつかんでおきます。
 2.次に、肺の空気をすべて出してしまうつもりで、息を吐ききってしまいます。
 3.そして、1.でやったように、お腹が膨らむように鼻から大きく空気を吸い込みます。

※これを1回1分ぐらい、1日2〜3回。慣れてきたら少しすつ時間をのばしましょう。
 入浴時に行うのも効果的です。

 
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