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いま私たちが日常的に使っている「ストレス」という言葉。日頃から軽い気持で「いやあ、ストレスがたまっちゃって」とか「すごいストレスだね」といったふうに使っています。しかし、このストレスという言葉は一体何なのか、どういう意味なのでしょうか。
調べたところ、ストレスというのは、もともとは物理や機械工学の領域の言葉で、外部からの力によって生じる「ひずみ」という意味のようでした。
このストレスという言葉を生理学に応用したのが、アメリカの生物学者ウオルター・ B・キャノン博士です。
キャノン博士は、イヌにほえたてられるネコの実験で、生物の精神的な感情の動きが、身体的にも影響を及ぼすことを発見しました。また、交感神経と副交感神経の二つの神経系統が互いに調和を保って、身体の安定性を支えていることを発見し、生物にとって最も都合のよい安定性を「ホメオスタシス」という言葉で表現しました。
この研究をさらに進め、医学の領域にまで発展させたのは東欧生まれのカナダ人、あの有名な生理学者のハンス・セリエ博士です。私たちの体は日々、さまざまな刺激にさらされています。ゴムボールを指で押さえるとぺコンとへこむのと同じで、外から刺激が加わると、生体はそれに反応して変化します。
セリエ博士は、この外部からの刺激を「ストレッサー」、そしてストレッサーによって引き起こされる生体の反応を「ストレス」と定義したのです。このように、ストレスとは本来「生体に生じる変化」をいうわけですが、日本ではそれを引き起こす「刺激」も、一般にはストレスと呼んでいます。
この「ストレッサー」とは、具体的には次の3種類に分けることができます。
物理的・化学的ストレス
暑さや寒 さ、騒音や悪臭、排気ガス
湿度、けが、有害物質、薬物、大気汚染など。
生理的ストレス
病気やけが、睡眠不足、飢え、過労
栄養不足、ウイルス・細菌感染など。
心理的・社会的ストレス
職場や家庭の人間関係から生じる葛藤や不安、緊張、不満、怒り
欲求不満、心配、恐怖、失望など。
こうしたストレスが人間の体に生じると、解消しようとして防御反応(ストレス反応)が働き、脳下垂体、副腎皮質系を介してホルモン分泌に異常を起こします。ストレスを原因とした「疲れやすい」「身体が重い・だるい」「腹痛・下痢・便秘」「眠れない」「イライラしやすい」などの症状は、この防御反応の現れでもあるわけですね。
<自覚していなくてもストレスは忍び寄る>
現代社会はひと昔前とは比べものにならないほど便利になりましたが、その結果として人間が本来持つべき感情や感覚を保つことが難しくなっています。かつては見られなかったテクノストレスなど、さまざまなストレスが増えているからです。
ただし、ストレスを自覚する程度には個人差があり、ストレスをあまり感じない人もいれば、いつも強いストレスを感じている人もいます。ストレスを感じたら、できるだけ早く、適切な防御反応をとることが大切です。
疲れを感じたなら睡眠を十分にとって身体を休め、食事やトイレなど生活のリズムを整え、趣味やスポーツなどで思い切り発散するのもいいと思います。また、人間関係などでのストレスは、酒を飲んで憂さを晴らしたりせずに、信頼できる人に相談なりして自分の内にためないほうが賢明かと思います。
<ストレスを溜めないために>
ストレスを溜めない為には、以下の3点に気をつければ良いと言われています。
1.偏った考え方を正す
2.体調を管理する
3.良い人間関係を築く
実に簡単に書きましたが、これが難しかったりします。
あなたがストレスに対して知識がなくても、
何となく上の3点とストレスは関係がありそうだな…と想像できると思います。
ただ…。
何となく関係がありそうだなとは思っても、
「具体的に何をしたらいいのか?」
それを知っている方は、ほとんどいらっしゃらないでしょう。
そんな方には、「とよだクリニック・とよだメンタルへルスセンター」院長 豊田早苗先生監修の「ストレス解消プログラム」をオススメします。
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