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現代社会には ストレス要因がたくさんあります。
「昨日は徹夜で遊んじゃった。」とか「明け方までパソコンやっちゃった〜。」などといった会話をよく耳にします。1日24時間さまざまな刺激に満ちあふれた現代社会では、どうしても生活が不規則になりやすく、それが原因で心身の不調に陥る人が増えています。
また、科学技術の進歩は、確かに私たちの生活を楽にしてくれましたが、その反面、さまざまな心理・社会的ストレスを生み出す結果となっています。
例えば、コンピュータなどの高度技術に対応するために、かえって負担が増える。また、文明利器の普及で、人間関係が希薄になり、人々はいつも何かしら満たされない思いを抱えています。さらに、不況の嵐が吹きすさび、就職難、リストラ、倒産など、世間は暗いニュースばかり。
明日は我が身と、誰もが将来への不安を抱えながら過ごしています。こうした種々のストレスが心の病を招く大きな要因となっているのです。
<ライフサイクルとストレス要因>
人間は年齢を重ねるごとに体と心が変化し、生活環境も変わっていきます。これをライフサイクルといいますが、その変化に応じて生まれる、各年代特有のストレス要因というものがあります。
人間の一生は大きく、「小児期、 青年期、成年期、老年期」の4つの時期に分けられます。
それぞれの時期における主なストレス要因を、以下にあげてみました。
小児期
母親の愛情不足・スキンシップ不足、両親の不和、厳しすぎるしつけ、放任など。
青年期
親から自立する際の葛藤、友人や教師との関係、学業成績、進学問題、受験、
恋愛、結婚、就職など。
成年期
就職、転職、昇進、職場内の異動、仕事内容、出世競争、上司や部下との関係、
通勤、倒産、失業、結婚、配偶者との関係、出産、育児、両親との関係、近所づきあいなど。
老年期
子どもの独立、配偶者や近親者の病気・死亡、退職、経済的不安、生きがいの喪失、
近所づきあいなど。 |
さらに、特に心の病のきっかけとなりやすいストレスを以下にあげてみました。
失業、離婚、 死別、病気など、不幸な出来ばかりでなく、昇進や結婚、出産、家の購入などが要因となることもあるのです。
・リストラや会社の倒産などによる失業、財産の喪失。
・就職、昇進、配置転換、単身赴任など職場の異動。
・配偶者の死や病気、離婚、別居。
・子どもが結婚、就学や就職などで家を出ていったとき。
・病気やけがなどにより生活 パターンが変わったとき。
・出産のあと幼い子を育てているとき。
・マイホームの購入、新居への引越し。
・退職、役割の喪失、生き甲斐の喪失。
一口にストレスといっても、さまざまなものがあります。
こころの病気きっかけになりやすいストレスとは、どのようなものがあるのでしょうか。
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