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発病や病状の経過に、心理的・社会的ストレスが関与していることが大きいと考えられる
病気(ストレス関連疾患)として、以下のようなものが知られています。
こうした病気があるときは、ストレス病の可能性も考えてみるべきでしょう。
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胃・十二指腸潰瘍
胃潰瘍や十二指腸潰瘍はともに、「消化性潰瘍」とも呼ばれています。「消化性」とあるように、胃や十二指腸の壁が胃酸で消化され、傷ついて掘れた状態です。
食物を消化する胃液には、強力な酸が含まれています。この胃液から胃壁を守るために胃は粘液を分泌しています。ところが、胃液と粘液との不均衡が生じると、胃酸によって胃壁がおかされてしまいます。これが胃潰瘍です。
胃はもともと食物を消化するために内部は強い酸性に保たれています。一方、この酸から胃自身を守るため、表面には防御機構が備わっています。従来、この酸を代表とする「攻撃因子」と、胃の壁を守る「防御因子」のバランスが崩れて潰瘍が起こるとされてきました。最近ではこれに加え、ヘリコバクター・ピロリという細菌が潰瘍の発生や再発に関わっていることが明らかになってきました。
初めは、粘膜のごく表面がただれる程度ですが、進行すると粘膜に穴があきます。さらに進行すると粘膜の最も下の層からその下の筋層にまで達し、ひどい場合には、筋層の下の漿膜層に穴があき、ときには穴が胃壁を突き抜けてしまうこともあります。
症状は食事に関係する心窩部痛、いわゆる「みぞおち」の痛みが代表的です。胃潰瘍では空腹時や夜間に多く、食事をするといったんおさまるがしばらくするとまた起こることもあります。十二指腸潰瘍では空腹時が特に多いようです。
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