甲状腺機能亢進症〜ストレスとこころ〜

 

甲状腺機能亢進症

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発病や病状の経過に、心理的・社会的ストレスが関与していることが大きいと考えられる
病気(ストレス関連疾患)として、以下のようなものが知られています。
こうした病気があるときは、ストレス病の可能性も考えてみるべきでしょう。
 
  【ストレスとこころ】-甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症

甲状腺におけるホルモンの産生および分泌が亢進しているため、血液中の甲状腺ホルモンが上昇している状態を甲状腺機能亢進症といいます。なかでも「バセドウ病」は自己の甲状腺に対する抗体(抗TSH抗体)が甲状腺を刺激するために甲状腺が腫大し、ホルモンの産生、分泌が亢進する疾患とされています。

患者数は女性が多く、男性の約4倍といわれています。遺伝的素因が大きく影響する
自己免疫性疾患と考えられています。日本ではバセドウ病がその90%以上を占めています。

また、バセドウ病には古くから「驚愕バセドウ病」という呼び名があり、近年の報告でも、精神的ストレスを受けた後に発症する例が多くみられることから、バセドウ病は心理社会的要因との関連が深い代表的な疾患の一つとされています。

このように、身体的な病気でありながら精神症状に対する対応が必要な場合も少なくないことから、
心身両面での治療を専門とする心療内科で扱うことの多い疾患と考えられています。

 
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