腰痛症〜ストレスとこころ〜

 

腰痛症

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発病や病状の経過に、心理的・社会的ストレスが関与していることが大きいと考えられる
病気(ストレス関連疾患)として、以下のようなものが知られています。
こうした病気があるときは、ストレス病の可能性も考えてみるべきでしょう。
 
  【ストレスとこころ】-腰痛症

腰痛症

レントゲンや血液検査でも問題が見あたらず、神経が冒されているわけでもなく異常が見あたらない状態で腰に痛みが生じます。体を動かしたり、中腰になったり、腰の筋肉を押すと痛みがありますが、具体的にどこが痛いかは分からないことが多いです。

腰痛症は若い人に多く、原因はわかりませんが、症状はそれほど重くなく、急な悪化もありません。
原因の一つとしては、重労働やオーバーワークにより筋肉が疲労けいれんし、筋肉の収縮が長く続きます。そのため血行が悪くなって老廃物がたまりさらに筋肉がけいれんを起こし、また老廃物が蓄積されていきます。
この悪循環で、筋肉が耐えられなくなるとじん帯に影響がおよび、じん帯が耐えられなくなると椎間板や椎間関節に影響が及ぼされます。そのため腰痛となってあらわれていることが考えられます。

腰痛症は急性腰痛症と慢性腰痛症とに分かれます。
 ・急性腰痛症とは、
  痛みが通常の治療に反応し、適切な期間内(2週間以内)に治癒するものをいう。
  症状として耐え難い腰痛と腰部の運動制限を訴えます。
 ・慢性腰痛症とは、
  通常の治療に反応せず、心因的・社会的な要因も加味され原因が複雑に絡み合い、
  痛みが3ヶ月間以上に渡って続くものをいう。
  大半が腰椎症性変化に起因するもので、筋肉の過労による「筋・筋膜性腰痛症」や
  椎間板の変性による「椎間板性腰痛症」、椎間関節の変性による「椎間関節性腰痛症」などが
  原因として考えられます。

中には、明らかな原因を認めない症例もあります。このような症例の多くは、生活に対する不安、うつ状態など「心因的要素」や交通事故や労働災害事故などをきっかけに腰痛が発生するものの、将来の仕事に対する不安や怠け癖など「社会的要素」が関与し長期間にわたって腰痛を訴えることもあります。

心因的・社会的要因の関与が考えられる場合は「カウンセリング」が必要となる場合もあります。

 
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