|
|
発病や病状の経過に、心理的・社会的ストレスが関与していることが大きいと考えられる
病気(ストレス関連疾患)として、以下のようなものが知られています。
こうした病気があるときは、ストレス病の可能性も考えてみるべきでしょう。
|
|
|
心臓神経症
胸痛、動悸、息切れ、呼吸困難、めまいなど、心臓病によくみられる症状を示しているにもかかわらず、検査しても何も異常が見つからないものを、心臓神経症といいます。
突然、心臓がドキドキしたり、バクバクするという、いわゆる動悸が起こり、このまま死んでしまうのではないかという不安を感じることが多いのです。これは心臓病というよりはむしろ「こころの病気」というほうが正しいといえます。
神経質な人や、子どもから手が離れ、暇な時間ができたために自分の体の状態が気になるようになった女性、心臓病に対して強い不安感を抱いている人などによくみられます。
心臓神経症で感じる胸痛は「ズキズキ」とか「チクチク」と表現されるような痛みで、痛む部分が左胸のごく狭い範囲に限られ、手で圧迫すると痛みが強くなるという特徴があります。この痛みは運動したり、興奮したりしている時ではなく、一人で静かにしている時に現れ、長い時は1日中続くこともあります。
原因としては、ストレス、過労、心臓病に対する極度の不安などが考えられます。
ストレス、過労、不安感などは心臓のはたらきを活発にする交感神経を刺激します。すると心拍数が増え、動悸を強く感じたりします。一度こうした症状を感じると、「自分は心臓病ではないか?」という不安が生まれ、その不安が徐々に大きくなるにつれて、胸痛、呼吸困難、めまいなどのより大きな症状を感じるようになってしまうようです。
|
|
|
|
|
|
|